Bridget Riley: Working Drawings by Bridget Riley and Alexandra Tommasini

ブリジット・ライリー(Bridget Riley)の絵画は、色、トーン、スケール、リズムなどを体系的に分析することで、長い年月を掛けて進化を遂げた。 ライリーにとって研究はプロセスの主軸であり、分析と合成の作業に最も時間を費やした。ライリーは「私の作品は探求に基づいており、研究は私の主要な探求方法であり、絵画への道しるべである。」（2005年）と述べている。

本書は、150点以上の絵画、色分析、注釈、スケール研究、漫画のセレクションを通してライリー独自の思考を解説している。その作品の多くは、スコットランド国立美術館によって2019年から2020年にかけてエディンバラとロンドンで開催された回顧展に展示されたものである。

美術史家、キュレーター、美術館長、そしてライリー自身が執筆した、ライリーの研究と実践にフォーカスした4冊の文書からの引用も含まれており、絵を描くという永続的な役割と彼女の作品の中心にある探求の過程にさらなる光を投じるものとなっている。

■装丁
ハードカバー

■ページ数
296ページ

■サイズ
270 x 245 mm